先輩の声や進路、お仕事紹介
Voice of IAI
VOICE OF IAI
部活・勉強・学校行事に共に全力で取り組める仲間がいました。
高野 真菜さん
自治医科大学 医学部医学科 2021年卒「遺愛でも受けたら?」と父の言葉から、私の6年間の遺愛ライフがはじまりました。校区の中学校には入りたい部活がなかったこともあり、軽い気持ちで受験しました。いざ合格すると、友だちと離れることに悩みましたが、私は遺愛女子中学校に進むことを決めました。
知っている人がほとんどいないだけでも不安なのに、女子だけの世界で大丈夫だろうか?勉強についていけるのだろうか?とやっぱり考えてしまいました。しかし、この不安は、決して遺愛女子中学校に限ったことではなく、どこの中学校に進学してもあることだと気づきました。
遺愛では、図書室で高校生の先輩たちが真剣に勉強する姿や、中学生・高校生が当たり前のように先生に勉強のことを聞きに行く姿が日常的にあり、私自身とても刺激されました。そして、放課後には多くの部活動が、高校生と一緒に活動しています。このほかに遺愛祭や体育祭、イングリッシュキャンプ、修学旅行、修養会などさまざまな行事があり、遺愛生だからこそ学べることがたくさんあります。
私は中学1年生から高校3年生までバドミントン部に所属していました。バドミントン部の高校生は、道南地区でも優勝するほどの強さです。そんなレベルの高い選手と一緒に練習をするため、質が高いだけではなく量も多く、ほぼ毎日部活がありました。家に帰ると、疲れてそのまま寝てしまうこともよくありました。そこで、夜は早めに寝て、朝7時には学校の図書室に行き、朝のHRの時間まで勉強するようにしました。忙しいからこそ隙間時間を利用するなど、工夫して勉強することができました。
私は塾に通っていませんでした。そのことで勉強への不安もありましたが、遺愛では高校生の先輩やOGの方たちから、私達と同じ目線で勉強方法のアドバイスをもらえる機会がたくさんあります。私自身この勉強方法でいいのか?今は何の問題集をすべきなのか?などの質問に直接答えてもらうことができました。
もちろん、勉強ばかりしていたわけではありません。学校では行事の準備やボランティア活動、友達との他愛もない話をするなど、こういう時間も大切な学びだと思います。私は、休み時間に楽しくおしゃべりできる友だちだけではなく、お互いに刺激しあい、誇りに思える友だちもたくさんできました。人一倍練習し、全道大会でも入賞するような同じ部活の友人や、中学2年生で英検準1級に合格した友人達の背中を追いかけ、私も様々なことに全力で取り組みました。こんな近くに、こんなに自慢できる友だち、そして目標となる友だちがいることも、遺愛中でよかったと自信をもって言えることの一つです。
私は、漠然と医学の道に進みたいと考えていましたが、OGの方の地域医療の話に感銘を受け、ぜひこの道に進みたいと思い日々勉強に励んでいます。決して簡単な道ではありませんが、これから遺愛女子中学校で学ぶ後輩たちの良い手本となれるよう頑張っていきます。