遺愛ニュース
IAI News
IAI NEWS
10月31日(火)・11月1日(水)『全校修養会』が行われました。
10月31日(火)・11月1日(水)の2日間にわたり、今年度の全校修養会が行われました。
今年度は「福祉」のテーマをめぐって、「ともに生きる」と題して、北川聡子先生が講師をつとめてくださいました。
北川先生は社会福祉法人麦の子会理事長・総合施設長で、遺愛高校の卒業生でもあります。
札幌市東区に、発達に不安を抱えるこどもと家族を支える施設50ほどがあつまり「療育の村」が運営されていて、その総責任者をされています。
大学卒業と同時に無認可で発達障がいの子どものための保育園をはじめ、障がいの有無にかかわらず、一人びとりの子どもたちが育つうえで必要な支援を差し出すことを一貫して続けてこられた北川先生から「あなたはあなたのままでいい」こと、自立とはなんでも自分でできるようになることではなく、頼れる人を得て適切に助けを求めること、子どもの成長には保護者だけでなく、周りの多くの人の知恵と力と愛が必要であることを教わりました。
放課後の「講師を囲む会」にも多くの生徒が集まり、絶え間なく質問や対話が続き、自身の境遇を告白してくれる生徒もいました。互いの思いをねぎらいつつ、とても前向きな気持ちになってお開きとなりました。
お忙しい中、後輩たちのためにご講演くださった北川聡子先生と、北川先生を送り出してくださいました麦の子会に、心から感謝申し上げます。